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夏の交通安全県民運動が実施されます
1.夏の交通安全県民運動実施期間
令和7年7月10日(木曜日)から令和7年7月19日(土曜日)
2.運動の重点
・飲酒運転の撲滅
・こどもと高齢者の交通事故防止~横断歩道マナーアップ運動の推進~
・自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
3.福岡県の現状と取り組み
(1)飲酒運転の撲滅
昨年、飲酒運転による交通事故の発生件数が6年振りに増加に転じたが、本年4月末現在においては、37件(前年同期比-5件)と減少傾向で推移している。しかしながら、飲酒運転による検挙件数は、3年連続で増加し、4月末現在においては392件増の912件であるなど、飲酒運転の撲滅には程遠い状況にあり、県内において過去に発生した痛ましい飲酒運転事故の記憶の風化が心配される。
このため、「福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例」における「110番通報義務」の更なる周知を図るなど、「飲酒運転は絶対しない、させない、許さない、そして見逃さない」という県民意識の一層の定着を図り、県民一丸となって飲酒運転の撲滅に向けた取組を展開する必要がある。
(2)こどもと高齢者の交通事故防止~横断歩道マナーアップ運動の推進~
本年4月末現在、こどもが関連する交通事故は減少しており、こどもの歩行中死傷者数も93人(前年同期比-1人)と減少しているものの、そのうちの約6割に当たる56人(前年同期比+6人)が道路横断中に負傷している。さらに、夏休み期間中のこどもは一般的に開放的になりやすいため、更なる交通事故の増加が心配される。
また、例年、交通事故死者数全体の約6割を高齢者が占め、この状況は本年4月末現在でも変わりなく、全死者数27人の約6割に当たる16人を高齢者が占めている。このため、運転者に対しては横断歩道における歩行者優先意識の徹底、こどもを始めとする歩行者に対しては横断歩道を渡ること、安全を確認してから横断を始め、横断中も周りに気を付けることなど、自らの安全を守るための行動を呼び掛けるとともに、高齢者に対しては、加齢に伴う身体機能の変化が及ぼす影響及び補償運転について周知し、交通安全意識の向上を図るなど、こどもと高齢者の交通事故防止に向けた取組を推進する必要がある。
(3) 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
本年4月末現在の自転車関連事故の発生状況は、昨年に引き続いて発生件数、死者数、負傷者数ともに減少しているものの、致死率に大きく関わる自転車乗車用ヘルメットの着用もいまだ浸透しているとは言い難い状況である。
また、昨年11月から自転車運転中のながらスマホや酒気帯び運転などに係る罰則規定が整備され、特に自転車の酒気帯び運転については、規定整備以降、多数の違反者が検挙されているほか、特定小型原動機付自転車利用者による通行区分違反(歩道通行)や酒気帯び運転等の交通違反の検挙も続いており、自転車等利用者の交通ルールの遵守と交通マナーの向上を求める声は多い。このため、自転車及び特定小型原動機付自転車利用者に対する乗車用ヘルメットの着用と交通ルール遵守の徹底を図る必要がある。
太宰府市の令和7年1月から5月末までの状況
飲酒運転は0件です。
交通事故発生件数は昨年に比べ15件減少し、121件となっています。ただし、昨年はなかった交通死亡事故が1件発生しています。
事故 | 発生件数 | 前年同期比 |
---|---|---|
交通死亡事故 | 1件 | +1件 |
重傷事故 | 3件 | +3件 |
軽傷事故 | 117件 | -19件 |
合計 | 121件 | -15件 |
太宰府市の取り組み
2.啓発ポスターの掲示:市役所庁舎(1~3階)、市内公民館、市内小中学校
3.啓発物の設置:市役所1階ロビーにてチラシ及び啓発グッズを設置します。
4.市内広報活動
・飲酒運転撲滅啓発活動を行います。
・青パトによる交通安全運動の広報活動を行います。
・ヘルメット着用啓発活動を行います。
4.夏の交通安全県民運動チラシ
R7 夏の交通安全県民運動 チラシ [PDFファイル/1.9MB]