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高齢者等への帯状疱疹予防接種が定期接種になりました
帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気で、加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下等が原因で発症します。コロナ禍における外出制限や在宅勤務等による運動量の低下やストレスの増大により抵抗力が低下し、帯状疱疹を発症が増加する恐れがあることから、高齢者帯状疱疹予防接種の定期接種を行います。
令和7年度から65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します(厚生労働省) [PDFファイル/303KB]
対象者
・接種日において太宰府市に住所を有する65歳以上の人
・60歳以上65歳未満の人で、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能の障害を有する者として厚生労働省令で定める者
注:すでに帯状疱疹予防接種を自費または自治体の助成事業(償還払い)により受けたことがある方は、医師と相談の上、医師がワクチンの効果や既往歴等を踏まえてこの予防接種を行う必要があると判断した場合に、接種できます。
注:満50歳以上64歳以下の人は、予防接種費用を助成しています。下記ページを確認ください。
対象となる帯状疱疹予防接種の種類
種類 |
乾燥弱毒性生水痘ワクチン |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 製品名:シングリックス(不活化ワクチン) |
---|---|---|
接種回数 | 1回 | 2回(2~6か月後に2回目) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
有効性 | 再接種は5~7年後であり、有効性が50%で5年を超えると有効性は低下すると言われています。 | 2回目接種後は、再接種の必要がなく、有効性が90%以上あり、免疫原性の持続が9年後の時点でも確認されています。 |
副反応 | 注射部位の発赤、かゆみ、熱感、腫れ、痛み、硬結、全身症状として倦怠感、発疹など。非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 | 注射部位の痛み、発赤、腫れ、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、疲労、悪寒、発熱など。非常にまれにアナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。 |
(注意)他の予防接種との接種間隔が必要な場合があります。接種する際に各医療機関へお問い合わせください。
注意事項
- 帯状疱疹にかかったことのある者についても定期接種の対象とします。
- 定期接種の対象者が既に一部の接種を任意接種として行った場合は、残りの接種を定期接種として扱います。
(1回目は任意接種として取扱い、2回目のみを定期接種として取り扱う) - 帯状疱疹ワクチンの交互接種については認めません。
(1回目に水痘ワクチン、2回目に帯状疱疹ワクチンの接種は不可) - 他のワクチンとの同時接種については、医師が特に必要と認めた場合に行うことができます。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)とそれ以外の注射生ワクチンの接種間隔は27日の間隔を置いてください。
自己負担額
種類 |
乾燥弱毒性生水痘ワクチン 製品名 ビケン(生ワクチン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン 製品名 シングリックス(不活化ワクチン) |
---|---|---|
自己負担額 | 4,900円 |
10,000円(1回接種あたり) |
※市民税非課税世帯または生活保護世帯に該当する方は免除 |
実施期間
対象期間:令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
申請方法(接種前に申請が必要です)
元気づくり課(保健センター)へ高齢者帯状疱疹予防接種実施申請書 [PDFファイル/106KB]を提出してください。
2種類のワクチンのうち、どちらのワクチンを接種するかを決めたうえで、対象者及び申請者の本人確認ができる書類のご準備の上、来所してください。
※すでに帯状疱疹ワクチンを接種したことがある場合は、医師へ再接種の必要性を確認してください。
接種に必要なもの
・『高齢者帯状疱疹予防接種実施決定通知書(兼予診票)』
(注意)『高齢者帯状疱疹予防接種実施決定通知書(兼予診票)』がないと接種が受けられません。
必ず事前に元気づくり課(保健センター)にて申請してください。
実施医療機関
事前に医療機関へ、接種状況等の確認をしてください。
令和7年度 高齢者帯状疱疹予防接種実施医療機関 [PDFファイル/58KB]
健康被害救済制度
- 予防接種を受ける前に、必要性や副反応についてよく確認しましょう。
- 予防接種法に基づく定期予防接種により、万一入院治療が必要となったり、障がいが残るなど健康被害が生じた場合、医療費等の補償が受けられる健康被害救済制度があります。
詳しくは、元気づくり課へお問い合わせください。
予防接種健康被害救済制度(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>