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大伴旅人
大伴旅人は、727年(神亀4年)に九州の政治の中心であった大宰府に長官(大宰の帥=だざいのそち)として赴任しました。当時、外国使節との交流や軍事防衛の拠点であったこの地には、教養と位の高い役人が集まりました。
大伴旅人は役人であると同時に優れた歌人でもあり、665年に生まれ731年に67歳でなくなるまで、多くの歌を世にのこしました。大宰府へは2年半ほどの赴任でしたが、その間、山上憶良などの文人たちと交わり、優れた歌を詠みました。のちに「万葉集筑紫歌壇(まんようしゅうつくしかだん)」と呼ばれる文化がここに花開き、市民遺産、日本遺産にも認定されています。
本市では、元号令和をきっかけに令和発祥の都PRキャラクターが誕生しました。大伴旅人をモチーフにした「旅人のたびと」と、想像から生まれた「おとものタビット」「れいわ姫」の3キャラクターです。