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地方公共団体には、その意思や基本的な方針を決める議決機関としての議会と、その決定に基づいて実際に仕事を行う執行機関としての市長や教育委員会等があり、市民は選挙で直接、市議会議員と市長を選びます。
市長は、施政の方針や重要な事項を議案として市議会に提案し、市議会は提案された議案について審議し、決定します。
その決定に従って、市長や教育委員会等は実際に市政を執行します。また、市議会は執行機関が適正に仕事を行っているか監視をしています。
このように市議会と市長は、お互いにけん制し、調和を図りながら、より良い市政の実現に努めています。
市議会は、選挙によって選ばれた議員によって構成され、一定期間の会期を定め、その期間中に本会議や委員会を開いて、議案や請願の審議を行います。議会は、会期中に活動するのが原則ですが、会期外でも必要があるときは委員会を開き、請願の審査や所管事務等の調査を行います。
市議会は市長が招集し、原則として3月、6月、9月、12月に「定例会」が開かれます。そのほか、必要があるときは「臨時会」が開かれます。
本会議(初日・2日目) | 市長の招集により、議員定数の半数以上の出席を確認した後、議長が開会を宣告します。 開会日には、主に市長からの提出議案の提案理由説明が行われます。 |
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委員会付託 | 議案に対する質疑を行い、議案をさらに詳しく審査するために、各委員会の所管ごとに議案・請願等が付託され、専門的に審査されます。 内容によっては、会議に諮って委員会付託を省略することもできます。 |
一般質問 | 市政に対する質問が行われます。 |
本会議5日目 |
各委員長が、委員会で決まった審査結果を報告します。 各委員長から報告された全議案・請願等について、賛成か反対か、議会としての意思を決定します。 |
市議会議員は選挙で選ばれ、その任期は4年となっています。また、議員の定数は、各市の条例で定めることとなっています。
太宰府市の場合は、条例で「18人」と定めています。この定数は、平成23年4月24日に執行された太宰府市議会議員一般選挙から適用しています。
議長と副議長は、議員の中から選挙で選びます。議長は、対外的には議会を代表し、議会内では、議事の運営などをします。副議長は、議長が欠けたり、議長に事故があるときその代りを務めます。
議員が議場に集まって審議をするのが「本会議」です。
本会議は、市政運営の姿勢について質問できるほか、市議会の意思を決める大切な役割を持っています。
委員会は、本会議で付託された議案や請願を審査する常任委員会と、議会運営方法等について専門的に審査する議会運営委員会があります。
また、必要に応じて設置される特別委員会もあります。
議会のしくみイメージ図