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通史編1

ページID:0003325 更新日:2021年8月31日更新 印刷ページ表示

環境分野・考古分野・古代分野で構成されています。各資料編編集の際のデータをもとに、できるだけわかりやすく叙述するよう努めました。また、近年の災害、最新の発掘調査や研究の成果、大宰府史跡を中心とする歴史考古学にも十分に意を用いています。
第1編では、太宰府をとりまく環境をさまざまな切り口で叙述しました。渇水や災害なども取り上げています。第2編は九州、アジアといった広い視点から、旧石器・縄文・弥生・古墳時代を叙述し、市内に分布する遺跡にもふれました。しかしなんといっても本書の白眉は、第三編にあるでしょう。考古学と文献史学の共同作業によって、大宰府の時代とその前史をまとめ上げました。新説の提示もあり、今後の大宰府研究における基礎となるものです。

(約1,100ページ)

第1編 太宰府市の環境

  1. 第1章 太宰府市の概況
    第1節 位置
    第2節 沿革
    第3節 自然環境
  2. 第2章 地形・地質
    第1節 地形
    第2節 地質
  3. 第3章 気候と水文環境
    第1節 気候
    第2節 水道と1994年の渇水
  4. 第4章 動植物
    第1節 太宰府市の生物
    第2節 魚類
    第3節 両生類
    第4節 爬虫類
    第5節 鳥類
    第6節 哺乳類
    第7節 昆虫「太宰府市のチョウ相」
    第8節 植物
  5. 第5章 太宰府市の自然災害
    第1節 太宰府市の自然災害の特徴
    第2節 最近生じた災害事例
    第3節 災害復旧工事費から見た戦後災害
  6. 第6章 太宰府市の土地利用変化と景観
    第1節 農業水利
    第2節 資源利用と里山景観

第2編 太宰府のあけぼの

  1. 第1章 旧石器時代
    第1節 時代区分
    第2節 旧石器時代はどのような時代か
    第3節 太宰府市の遺跡と遺物
  2. 第2章 縄文時代
    第1節 縄文時代はどのような時代か
    第2節 太宰府市の遺跡と遺物
  3. 第3章 弥生時代
    第1節 東アジア世界の中の弥生文化
    第2節 稲作農耕初期社会の成立「主として弥生時代前期」
    第3節 初期金属器社会の形成「主として弥生時代中期」
    第4節 弥生社会の充実「主として弥生時代後期」
  4. 第4章 古墳時代
    第1節 総説
    第2節 首長墓の出現「前期の墓制」
    第3節 九州型古墳の形成「中期の墓制」
    第4節 群集墳の盛行「後期の墓制」
    第5節 古墳文化の終焉「終末期の墓制」
    第6節 生活と生産

第3編 大宰府の時代

  1. 第1章 大宰府の成立前史
    第1節 古代東アジア世界と筑紫
    第2節 那津官家の設立
    第3節 筑紫大宰
    第4節 朝倉宮と白村江の戦い
    第5節 大宰府の建設
    第6節 白村江の敗戦と筑紫
    第7節 律令制の成立と筑紫大宰府
  2. 第2章 大宰府の成立
    第1節 大宰府の成立
    第2節 大宰府の組織
    第3節 大宰府の役割
    第4節 藤原広嗣の乱と大宰府
    第5節 吉備真備と怡土城
  3. 第3章 よみがえる西の都・大宰府
    第1節 第2期大宰府政庁と府庁域
    第2節 西海道の国府と郡家
  4. 第4章 条坊制と官道
    第1節 日本における条坊
    第2節 東アジア諸国の条坊
    第3節 大宰府の条坊
    第4節 官道の敷設
  5. 第5章 大宰府の古代寺院
    第1節 官寺的性格の寺院
    第2節 私寺的性格の寺院
    第3節 古代寺院から中世寺院へ
  6. 第6章 府大寺観世音寺の創建
    第1節 観世音寺の創建
    第2節 観世音寺の威容
    第3節 観世音寺の経済基盤
    第4節 仏像の造立とその変遷
  7. 第7章 大宰府の展開
    第1節 大宰府の外交と交易の展開
    第2節 西海道における兵制改革
    第3節 四王院の成立と変遷
    第4節 小野岑守と大宰府
    第5節 遣唐使の終焉
  8. 第8章 大宰府の変容
    第1節 藤原純友の乱と大宰府
    第2節 大宰府第3期政庁の建設と消滅
    第3節 府官の登場
    第4節 日宋交渉と大宰府
    第5節 貿易陶磁の問題「交易の諸相」
    第6節 刀伊の入寇と大宰府
    第7節 管内支配の変質
  9. 第9章 安楽寺の興隆
    第1節 左遷された人々
    第2節 菅原道真と安楽寺
    第3節 安楽寺と天満宮
    第4節 安楽寺と荘園
  10. 第10章 大宰府の文化
    第1節 筑紫歌壇「万葉のうた」
    第2節 平安時代の文芸
    第3節 学校院
  11. 第11章 大宰府の生活
    第1節 役人の生活と庶民の生活
    第2節 黄泉の世界
    第3節 信仰の生活
    第4節 生産と流通

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