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公文書館の沿革

ページID:0002907 更新日:2021年8月31日更新 印刷ページ表示

本市は、平成26年4月1日に長年の念願でありました太宰府市公文書館を開館いたしました。
この公文書館の設置構想は、『太宰府市史』の編さん事業の過程で、川添昭二(かわぞえしょうじ)九州大学名誉教授、有馬学(ありままなぶ)福岡市博物館館長をはじめ、編さんにご尽力賜りました先生方から、さまざまなご助言をいただいたなかで生まれてきたものでした。
公文書館とは、昭和62年に施行された「公文書館法」に定められたもので、同法によれば「歴史資料として重要な公文書等を保存し、閲覧に供するとともに、これに関連する調査研究を行うことを目的とする施設」とされています。
本市の市史編さんは、昭和60年に編さん委員会、昭和62年に編集委員会を設置したことに始まり、平成4年の『考古資料編』以来順次発刊を重ね、平成17年3月に完結いたしました。20年の歳月を経て太宰府市の歴史を集大成した全13巻14冊は、後世においても決して色あせることのない不朽の成果であると確信いたしております。また、編さん事業には調査員などとして多くの市民の皆さんも関わられましたが、これらの方々がその後、大宰府史跡解説員をはじめ多方面に活躍の場を広げられ、その活動を介してさまざまな分野に波及いたしております。このように、市史編さんは、学術研究の面での発展にとどまらず、市民の郷土愛を育む土壌形成にも貢献しました。
この市史編さん事業の一環として、全国的に見てもかなり早い段階で、平成5年から行政文書の収集を行ってまいりました。また、市内外に所在する太宰府関係の古文書等も市史編さん時以来収集を継続しております。当館は、これらの資料の収集・整理・保存や閲覧・複写等の利用、情報提供及び啓発、調査研究等を行うことを業務とし、行政文書にかかる「文書資料部門」と地域資料にかかる「太宰府学研究センター部門」という2つを活動の柱としております。
歴史に培われた独自の風土を連綿と維持し続け、その文化的な重要性は自治体の中で群を抜いており、全国的に見本となるべき存在であると自負しています。当館の設立は、市民の皆様への歴史的情報の提供、行政運営の透明性・効率性の確保をより一層可能とし、必ずや市民自治の充実や市のアイデンティティの確立、ひいては当市が目指すべき太宰府独自なものを活かしたまちづくりの進展につながるものと確信しております。

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