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文芸資料編
太宰府という地を文芸という観点からみれば、一地方としては異例の豊かさを持ちます。第一編「古代中世文芸資料総覧」では、古代中世の文芸作品のなかから太宰府ゆかりの作品を広く収集し、年代順に配列しました。第二編「近世文芸資料」では、太宰府でまたは太宰府を訪ねて作られた和歌や漢詩文、俳諧、紀行文を翻刻しています。第三編は、市内外にある太宰府ゆかりの石碑をわかりやすく紹介したものです。
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- 第1編 古代中世文芸資料総覧
主な作品
『伊勢物語』、『栄華物語』、『大鏡』、『蜻蛉日記』、『菅家後集』、『義経記』、『九州道の記』、『愚管抄』、『源氏物語』、『古今著聞集』、『古事記』、『古今物語集』、『十訓抄』、『沙石集』ほか多数 - 第2編 近世文芸資料
- 和歌
『桂舎集』、『梨の片枝』抄 - 漢詩文
『太宰府廿四詠』 - 俳諧
主な作品
『筑紫太宰府記』、『五すい囀』、『菅の小蓑集』、『奉納雪の道』、『宰府日記』、『梅の会』ほか多数 - 紀行
『狂歌西都紀行』、『安楽寺詣日記』、『筑紫日記』抄、『つくし紀行』抄、『つくしの道の記』抄、『筑紫旅行日記』抄、『中川泰寛旅行日記』抄、『菅根長崎日記』抄ほか多数
- 和歌
- 第3編 太宰府いしぶみ散歩
市内外に所在する太宰府に因んだ石碑69件をわかりやすく紹介。
付録の「いしぶみ散歩」所収石碑銘文(抄)では、夢塚、力石、和魂漢才碑、七卿西竄碑、菅公詩碑、太宰府址碑、水城大堤碑などの碑銘を収録し、併せて所在地を示す