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中世資料編
政治の中心的権威を保ちつつ、文化史上も重要な位置にあり続けた中世の大宰府に関わる資料378点を収録しています。現在も市内に残る豊富な古文書群をはじめとして、中央貴族の日記、軍記物語などの文学作品、中国や朝鮮の海外資料などバラエティに富むものとなっています。
資料には、皆さんの活用の便のため、それぞれ読み下し、注釈、解説を付け、学界における最新の研究成果を盛り込みつつも、わかりやすく叙述されています。
附編には、少弐氏の花押集を発給文書目録を収録しました。今後の太宰府及び少弐氏研究の基礎となる成果といえましょう。
(約1,100ぺージ)
- 平氏政権
大宰大弐平清盛・頼盛、平家の大宰府落関係資料など - 鎌倉時代
大宰府・大宰府守護所、鎮西奉行・鎮西探題、蒙古襲来関係資料など - 南北朝時代
大宰府に下向した足利直冬、征西将軍宮懐良親王、九州探題今川了俊関係資料など - 室町時代
少弐氏・大内氏、九州探題渋川氏、日朝関係資料など - 戦国時代
少弐氏・大内氏・大友氏、岩屋城、伊勢御師、鋳物師関係資料などその他、全時代にわたり、観世音寺・太宰府天満宮を始めとする市内寺社の関連資料、海外資料、軍記物語などの文学作品、木簡や金石文など多数 - 附編
少弐氏当主の花押(花押集解説)
少弐氏花押集
少弐氏発給文書目録