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第三者調査委員会による調査

ページID:0021097 更新日:2022年5月12日更新 印刷ページ表示
 保護者から「いじめにより重大な被害が生じた」という訴えを受けて、第三者調査委員会を組織して調査を実施しました。
 第三者調査委員会は、報告書の中で文部科学省が作成した「いじめの認知について ~先生方一人一人がもう一度確認してください~」で示された次の事例を取り上げています。
いじめの認知について ~先生方一人一人がもう一度確認してください~(文部科学省)
(定期的に実施しているアンケート調査で、Bが「いじめを受けた」と回答した。そこで、Bと面談で確認するなどした結果、以下の事実があったことを確認できた。)
体育の時間にバスケットボールの試合をした際、球技が苦手なBはミスをし、Aからミスを責められたり他の同級生の前でばかにされたりし、それによりBはとてもいやな気持になった。見かねたCが「それ以上言ったらかわいそうだよ」と言ったところ、Aはそれ以上言うのをやめ、それ以来、BはAから嫌なことをされたり言われたりしていない。その後、Bもだんだんとバスケットボールがうまくなっていき、今では、Aに昼休みにバスケットボールをしようと誘われ、それが楽しみになっている。
【この事例のA君の行為は、定義に照らしていじめに該当するものと考えられます。】
 その上で、調査の結果、この事例にあるAの行為と類似の行為が認められることから、いじめがあったと判断できる、と報告しました。
 この報告を受け、太宰府市教育委員会は、当該いじめ事案への対処及び同種の事案の再発防止のために、次のような対応を行いました。

[第三者調査委員会の調査・報告を受けての市の対応]

  • 事案が発生した学校職員を対象に、報告書の内容についての理解を深める研修の実施
  • 当該学校の職員対象に、有識者を講師としたいじめの認識を深める研修の実施
  • 当該学校の児童生徒に対して、日常の何気ない行為といじめとの関連に関する指導
  • 市内全校に対し、早期発見・早期対応の体制の見直しの指導
  • 市内全校において、「いじめの認知について」(文部科学省)、「いじめの未然防止・早期発見・早期対応の手引き」(福岡県教育委員会)を使った研修を実施するよう指導
  • 市内全教員を対象とした、いじめの認識に関する市主催の研修会の実施​

学校や教職員は、常に「いじめは、どの子どもにも、どの学校でも起こりうる」という危機意識を持ち、軽微なものであっても児童生徒本人が苦痛と感じれば、まず、いじめがあったという認識のもと真摯に対応していくべきと考えます。
今後もいじめの認知、いじめを把握した場合の対処の在り方について理解を深め、学校における組織的な対応を可能とするような体制整備や研修に努めてまいります。


 

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