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太宰府まほろば絵巻梅ケ枝餅とおばあさん
無実の罪で太宰府に左遷(させん)された菅原道真(すがわらのみちざね)は、あるとき命を狙われ麹屋(こうじや)に逃げ込みました。
その家のおばあさんは道真(みちざね)をもろ臼(うす)の中に隠し、その上に洗ったばかりの腰巻(こしまき)をかぶせ、道真(みちざね)を助けました。
その後もおばあさんは不自由な暮らしをする道真(みちざね)のお世話をしたといいます。
その時、餅に梅の枝(えだ)を添えて差し入れしました。
それが今に伝わる梅ヶ枝餅(うめがえもち)のおおもとなのです。
「太宰府の説話・伝説」より引用
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