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市長提案理由説明冒頭あいさつ(平成30年第4回(12月)定例会・平成30年11月29日)
皆さん、おはようございます。
本日ここに、平成30年第4回太宰府市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、年の瀬を控え、大変ご多用の中にご参集いただきまして、厚くお礼を申し上げます。
9月定例議会からこれまでを振り返りますと、初めに、施政方針でお示ししておりました「市長と語る会」を、11月8日からスタートさせていただきました。
私は、市民の声が届く、市民に声が伝わる市政を実現することにより、本市の市民力がさらに引き出され、活力ある地域が創生されると考えております。
そこで、私自身が直接地域に出向きまして、今後の市政運営について市民の皆様にご説明をさせていただき、市民の皆様からも、市政やまちづくりについてご意見を賜りながら、活力ある地域をつくってまいりたいと考えております。
今後も、全ての地域をまわるべく、計画的に語る会を開催してまいります。
次に、ふるさと納税につきましては、利用者の利便性の向上と、本市のさらなるPRのため、11月から事業の拡大を行いました。
これまでは、ふるさと納税サイト「さとふる」のみで受付をしておりましたが、11月1日からは「ふるさとチョイス」、11月2日からは「楽天ふるさと納税」においても受付を開始させていただきました。
本市のふるさと納税のお礼の品としては、これから本格化する受験シーズンにおいて、受験生を応援する合格関連商品もご用意しているところです。
これらの商品は、いずれも限定や非売品のもので、大変希少価値の高い本市ならではの特色ある返礼品となっております。
その他では、不動産事業者様と協議を重ねました結果、初の試みとして「品物」ではなく「サービス」のご提供として、ふるさとに残された家屋をご心配される方のために、空き家管理サービスをお礼の品に加えました。
本市においても、空家等対策を進めておりますが、これらのサービスを、ぜひふるさと納税いただいたうえで、ご活用くださればと考えております。
10月13日には、「第35回太宰府市民政庁まつり」がございました。
会場を「とびうめアリーナ」に移し、皆様のご努力により、ステージでは、日頃市内で活動されている様々な団体の皆様が、素晴らしいパフォーマンスを披露され、一方、屋外では、地元企業の自慢の一品が振る舞われて、大変な賑わいを見せていました。
今後も市民の絆をさらに強める機会として、こうした事業に対し市としても最大限バックアップして参りたいと思います。
その他にも、数多くのイベントが、この秋市内各地で執り行われました。あらためまして、各イベントにおいて、市民の皆様をはじめ、議員各位、関係各位多数のご参加、ご協力をいただきましたことに対し、厚くお礼申し上げる次第でございます。
次に、10月3日から5日にかけ山梨県甲府市において、「全国史跡整備市町村協議会第53回大会」が開催され、本大会において、協議会の副会長に就任いたしました。
本市における史跡を活かしたまちづくりはもとより、加盟自治体の皆様のお力もお借りしながら、文化庁や史跡保全議員連盟の各議員の皆様とともに、この国の宝である史跡の保存、活用に向けて、先頭に立って取り組みを進めてまいりたいと考えております。
11月17日に開催されました「第3回太宰府中学校ドリカム講座」では、私が講師を務めさせていただき、「失敗からいかに学ぶか」というテーマで、生徒の皆様をはじめ保護者の方や地域の方にお話をさせていただきました。
これからも、私の経験を通じて得られた様々なメッセージを、将来伸びゆく子どもたちに直接伝えていきたいと思います。
そうした思いで、来る12月25日には「子ども議会」を開催いたします。
この事業は、「子ども・学生未来会議」の取り組みの一つとして、市内4中学校の生徒会役員を対象に行うものです。
次世代を担っていく子どもたちに、自分たちの普段の生活から感じた市政に関する疑問や、ふるさと太宰府をよりよいまちにしていく思いや意見を、直接市長に質問や提言をしていただきます。
今回、子どもたちに議会を模擬体験してもらうことは、主権者意識を醸成するという点において非常に意義深い事業であると考え、大変期待しているところでございます。
これら多くの事業が、誇りうる悠久の歴史や全国に轟く知名度、多くの観光資源等に加え、郷土を愛し情熱を持つ市民の皆様、議員各位、職員、そして無限の可能性を秘めた子どもたちといった本市本来の底力を必ずや引き出し、この太宰府をより住みやすい、元気な都にしていくことにつながると、確信をいたしております。
平成30年も残すところ1か月余りとなりました。就任してから10か月、まずは一時混乱した市政を立て直すべく、これまで一心不乱に駆け抜けてまいりました。この間の市民の皆様の温かいご支援、議員各位の寛大なるご理解・ご協力、職員諸氏の支えに、この場をお借りいたしまして、あらためて厚く御礼を申し上げます。
引き続きこの愛する太宰府を、日本を代表する、世界に冠たる都にするべく、持てる力を全て出し尽くす所存です。今後も、市民の皆様、議員各位のご理解、ご協力を何卒よろしくお願い致します。
平成30年11月29日
太宰府市長 楠田 大蔵