本文
市長提案理由説明冒頭あいさつ(令和元年第2回(6月)定例会・令和元年5月31日)
皆さん、おはようございます。
本日ここに、新元号「令和」となり初めてとなります第2回太宰府市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、大変ご多用の中にご参集いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
開会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
かねてより、就任から一年が経過し御代変わりを迎える本年を「新生太宰府元年!」と位置付け、意欲的な市政運営を進めると申して参りましたが、今年に入りまして西鉄太宰府駅のリニューアルやブラタモリ正月特番、古民家を改修したホテル開業、大宰府政庁前のバス専用駐車場稼働など喜ばしいニュースが続きました。また、一部小学校プール授業の民間との連携や甲子園応援クラウドファンディングなど子どもたちや学生の皆さんの成長のバックアップに重点を置きつつ、市民にも参画いただき、行政経費の効率化も図る新たな手法にも積極的に取り組み、好事例として各報道でも取り上げられるなど良い流れが出来て参りました。ひとえに、これまで困難な時期も地道に準備を重ね、アイデアを形にしてくれた職員や、慈愛に満ちた思いでご理解ご協力を頂いてきた議員各位、市民の皆様のおかげだと感謝しております。
そしてその良い流れを更に大きく加速させる形で、4月1日新元号「令和」が発表されました。新たな御代の始まりを心からお慶び申し上げますと共に、1300年の時を超えいま、新たな元号を通じて太宰府の誇りうる歴史に改めて光が当たりましたことは、本市にとりましても大変光栄であり、この上ない慶びであります。その後大宰府政庁跡一帯を中心に多くの皆様にお越し頂き、「時の旅人プロジェクト」と銘打った10連休を中心としたイベントでは、1万5千筆を超える奉謝奉祝の記帳、1000人を大きく超える方々による令和の人文字、300人を超えるふるさと納税記念モニュメント参画など、大きなトラブルも起きることなく一定のにぎわいを演出する事も出来ました。ありがたいことに、こうした状況について、最近の安倍総理の発言の中でも言及頂いております。その一方で、安全確保や渋滞解消、広報活動などのための支出が重なりながらも収入面では課題も多く、議員各位や市民の皆様にご心配ご負担をおかけし、何よりボランティアの方々や職員に無理をかけるなど困難も多くありました。今後はこうしたプラス面マイナス面を分析した上、中長期的な令和のまちづくりを推進し、頂いたチャンスを最大限に生かせるよう努力を重ねて参ります。
また、新年度早々の令和対応が続く中も着実に新年度業務を遂行し、先日スタートした不登校の子どもたちの新たな居場所として筑紫女学園大学を位置付ける「キャンパス・スマイル」事業も各報道で取り上げられております。既に経済産業省や渋谷区、西宮市など全国各地からも問い合わせが相次ぎ、本市の子ども本位の取り組みや大学との連携が全国のモデルケースになろうとしております。
こうした「新生太宰府元年!」にふさわしい意欲的な市政運営を今後も重ね、本年に入り続く良い流れを更に確かなものとし、本市を名実ともに日本を代表する、世界に冠たるまちにするべく全力を挙げて参りたいと考えておりますので、議員各位の変わらぬご理解ご協力をお願い申し上げます。
令和元年5月31日
太宰府市長 楠田 大蔵