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市長提案理由説明冒頭あいさつ(令和2年第2回(5月)臨時会・令和2年5月7日)
皆様、こんにちは。
本日、令和2年太宰府市議会第2回臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては短期間に二度目の臨時会という極めて異例の事態にも関わりませず、大変ご多忙の中、ご理解ご協力を賜りご参集を頂きまして厚く御礼を申し上げます。
思えば昨年のこの時期は、新元号令和のご縁を頂いたことから大変なご注目を頂き、職員挙げてGWを返上し対応にあたりました。今年は打って変わって、新型コロナウイルス対策の為、やはりGWを返上し、相談業務や郵送作業などに職員挙げてあたってくれております。
私が就任間もなくの頃、市政の混乱からの脱却を目指し6月議会に向け施政方針や肉付け予算の作成にあたってくれた一昨年の今頃も含め、職員諸氏が市と市民の為という一心で度重なり奮闘してくれております事にも、改めて敬意と感謝の意を表したいと思います。
さて、政府は全都道府県を対象に緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決定し、福岡県は引き続き特定警戒都道府県に位置付けられることとなりました。これを受け、福岡県は外出自粛の要請や休業協力の要請を引き続き5月31日まで行うことと致しました。
本市においては、これまで議員各位、市民の皆様の多大なるご理解ご協力の賜物で陽性者の判明も3名に留まっておりますが、ここで対策を緩めてこれまでの対策が台無しとならないよう、基本的には県の方針に従いこれまでの対策を5月31日まで続けることと致します。
一方、市民の憩いの場でもあります史跡地の駐車スペースや公園の遊具は5月11日より規制を解除し、新たな論点となりました学校の分散登校や図書館、博物館等一部施設の開館などについては、県や近隣自治体の判断も参考にしながら慎重に検討して参ります。
やはり国際観光都市であり令和発祥の都ともなりました本市が、令和の始まりから一年を迎え本来であれば絶好のかき入れ時にお客様を呼び込むことが出来ないということは痛恨の極みであり、期限の延長による経済、生活への影響も更に大きくなって参ります。
先にお認め頂いた事業者向けの国県の給付金への最大30万円の独自上乗せ、通称がんばろう令和支援金や雇用支援、子どもたちへの図書カード配布などを速やかに実行に移して参りますと共に、市税等の猶予や減免などのご相談にも懇切丁寧に対応して参ります。
また、本日よりスタート致しますふるさと納税クラウドファンディング「太宰府Beautiful Harmonyファンド」や新型コロナウイルス被害支援ふるさと納税、マスク寄付の呼び掛けなどにより令和発祥の都太宰府らしい美しい調和、助け合いを可能にして参ります。
更には、本日提案致します特別定額給付金や小中学校のICT環境整備事業、妊婦さんへの応援キットの配布、ごみ収集業者さんへの支援物資配布、高齢者施設への支援、ひとり親世帯への支援、住居確保支援なども、ご承認頂き次第出来るだけ早く実施して参ります。
おかげさまで内容、予算規模、スピード感いずれも兼ね備えて頂いた本市独自の支援策と国県などの施策を最大限活用しながら、もうひと踏ん張り市民一致団結してこの苦境を乗り越え、近い将来の輝かしいV字回復に必ずや繋げて参りたいと思いますので、引き続きのご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和2年5月7日
太宰府市長 楠田 大蔵