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市長提案理由説明冒頭あいさつ(令和2年第1回(4月)臨時会・令和2年4月27日)
皆様、こんにちは。
本日、令和2年太宰府市議会第1回臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、大変ご多忙の中、ご参集をいただきまして厚く御礼を申し上げます。
本臨時会は、現在も世界中で猛威を振るっております新型コロナウイルス感染症対策に関する案件のご審議をいただくべく、緊急にご参集をいただいたものでございます。
福岡県でも一時期急激に感染者が増加し、4月7日に緊急事態宣言が発出され、16日には特定警戒都道府県にも指定されております。
本市でも現時点でお二人の陽性が判明しており、一日も早いご回復をお祈り致しますと共に、更に気を引き締めて感染拡大防止に全力を挙げなければなりません。
なお、このお二人のご家族であります濃厚接触者から陽性の反応が出たとの情報は今のところございません。市民の皆様におかれましてはくれぐれも冷静に行動頂きますようお願い申し上げます。
こうした中、議員各位はもちろん、市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、外出自粛や休業要請などに積極的にご協力頂いており、心より感謝申し上げます。
特に、国際観光都市であり昨年の今頃から令和発祥の都としても多くの賑わいを見せた本市にとって、観光客の減少幅は国内随一と言っても過言ではないかも知れません。
更には、断腸の思いで、令和の起源となった梅花の宴の舞台大宰府政庁跡一帯などの多目的広場を閉鎖致します。同じく参道の皆様などにも休業にご協力を頂いております。
令和元年からちょうど一年の節目となりますこのGWは、本来多くのお客様を呼び込む絶好のチャンスでありましたが、市民の命、安心安全を第一に考えての苦渋の決断であります。
観光都市太宰府としてむしろお客様に来訪をご遠慮頂くという事態はまさに痛恨の極みでありますが、何卒ご理解ご協力をお願い申し上げます。
ことここに至っては、市民一致団結して、また令和発祥の都にふさわしいBeautiful Harmonyを持って、助け合い、乗り越え、未来のV字回復につなげたいと思います。
その強い気持ちを市民の皆様と共有するため、この度7億円規模の緊急の独自支援策、令和発祥の都太宰府Beautiful Harmonyプランを提案致しております。
人口7万人の本市にとって7億円という規模はかなり大きな負担ですが、観光地太宰府がどこよりも厳しいこの危機を乗り越え、未来を切り開くための強い決意であります。
今後も国県に必要な施策を強く要望しつつ、近隣自治体とも連携を取りながら、先行きがいまだ見えない状況の中で不安を強いられる市民の皆様や事業者の皆様の苦境に可能な限り寄り添って参ります。
議員各位、市民の皆様のご理解ご協力を伏してお願い申し上げます。
令和2年4月27日
太宰府市長 楠田 大蔵