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市長提案理由説明冒頭あいさつ(令和7年第4回(11月)定例会・令和7年11月5日)

ページID:0045087 更新日:2025年11月5日更新 印刷ページ表示

皆様、おはようございます。
本日ここに、令和7年太宰府市議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては選挙なども間近に控える大変ご多用の中にご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
本議会は私にとりまして市長として最後の定例会となります。これまでの来し方を振り返りつつ今後への思いも引き継いで行く大切な機会にしたいと思いますのでよろしくお願い致します。
そうしたなか、11月2日職員の不祥事と思われる事案が発覚し現在事実確認を行っております。今後の処分などを含め慎重に判断し、詳細が判明次第速やかにご報告する予定でございます。
議員各位を始め市民や関係者の皆様にはご心配ご迷惑をおかけしており、大変申し訳ありません。私自身初心に立ち返り先頭に立って綱紀粛正、信頼回復、再発防止などに努めてまいります。
この過程のなかで、多くの皆様に応援をいただいておりましたM-1グランプリ3回戦の出場を辞退致しました。心苦しくはありますが、これまでの望外の結果に対し心より感謝申し上げます。
さて、前回9月議会以降も様々な取組を行い結果も出てまいりました。昨年から始まった大東建託の自治体ブランドランキングでは県内で初の1位、全国でも26位を獲得することが出来ました。
1700を超える全国自治体の中で昨年の48位から大きく上回りベスト30入りを果たせたことは、恒例の市町村魅力度ランキングの30番台と合わせ有終の美を飾れたのではと自負しております。
また、この度福岡国際音楽大学の設置が晴れて認可され昨日記者会見が行われました。福岡県で唯一の新しい音楽大学がここ令和の都だざいふに設立されることは地元としてこの上ない慶びです。
本市の重点施策である世界に羽ばたく人材育成とも合致する新たな取組であり、市としても引き続き企業版ふるさと納税制度や今後は個人版のふるさと納税制度も活用しサポートしてまいります。
昨年日本一の猛暑のまちとなった本市は特に子どもたちや災害避難者の体調を守るため体育館の空調設備の整備に踏み出しましたが、順調に整備を進め10月までに全て使用を開始しております。
初めてノミネートしたゆるキャラ選手権ゆるバース2025では令和の都だざいふ応援大使でもあるおとものタビットが全国77位に選出され、元号令和と本市のつながりなどをPR出来ました。
また、副会長として最後の出席となった全国史跡整備市町村協議会の第60回記念小牧大会では閉会の挨拶の大役をいただき、先進的多用途活用の重要性を改めて会員皆様に訴えてまいりました。
節目の20周年を迎えた九州国立博物館では10月20日記念式典が行われ、私も市を代表して参列しました。九博ツアーズや太宰府タイムトリップなど市との連携もさらに密接になっております。
姉妹都市である韓国扶余郡からもパクジョンヒョン郡守やキムヨンチュン議長を始め16人の視察団を迎え、行政や議会はもちろん子どもたちを始め市民の方々とも交流を深めることが出来ました。
このほか九州市長会や福岡県市長会、福岡都市圏行政推進協議会など他市町との連携も積極的に進めて来ましたが、最後の出席の機会を活かして挨拶を交わし今後の変わらぬ連携を呼びかけています。
そして、そうした振り返りや引き継ぎの総決算として、私の市長任期を予定されている来年1月27日から年内に前倒しする決断を致しました。かつての本市の混乱を名実ともにリセットするためです。
わずか8年前の今頃、本市は当時の市長と議会が対立し市長不信任と市議会解散が行われました。ちょうどいま話題となっている静岡県伊東市のような事態がこの地でも現実に起こっていたのです。
その後、議員各位、市民の皆様、職員諸氏、そして我々三役などが心を一つに混乱からの脱却を着実に果たして来ましたが、今なお残る混乱の最後の遺物とも言えるのが市長任期と市議任期のずれです。
公選法34条の2のいわゆる90日特例を活用することにより前回今回と同日選を行うことは出来ますが、これにより市議不在の期間が生じると共に選挙後市長任期が1か月半ほど残ることになります。
このため、市議不在期間に災害など予期せぬ危機が生じたとき議会の招集が出来ないケースや一定期間任期が残っている前任市長が辞め際に専決などの独断を行いうるなどの問題点が生じ得ます。
こうした諸課題を解決しつつ市長選市議選の同日実施により数千万円に及ぶ税金を節約し投票率アップにもつなげ、引き継ぎもスムーズ化するためには、退任を年内に前倒しするのが最善と判断しました。
あくまでも、世の為人の為、市の為市民の為に、そして、次代を担う子どもたちの為に、という私の政治家哲学人生哲学によるものとご理解いただき、その評価は後世に委ねさせていただければ幸いです。

​令和7年11月5日

​太宰府市長 楠田 大蔵

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