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皆さまへごあいさつ・市長プロフィール
ごあいさつ
令和5年年頭のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、令和5年の新春をお健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
表紙の恒例の新春座談会では、市制40周年の節目の年度を記念し同じく40歳を迎える市職員と今後の本市の未来について語り合いました。
本市で生まれ育ち、もしくは移り住んで、まさしく市の歩みと軌を同じくしてこれからも市政運営を担う彼らに、大いなる期待を感じました。
2月にはその集大成として、記念式典や梅花の宴を時空を超えて現代によみがえらせる令和文化会議や国際未来会議を執り行って参ります。
今後の50周年100周年に向けて、令和の都だざいふがさらに羽ばたいていけるような確かなステップとなる節目の取組を心掛けて参ります。
今なお続くコロナ禍ではありますが、ワクチンの浸透や新薬の登場等でその脅威は低減化され、本市への来訪者もかなり持ち直して来ました。
私自身も、姉妹都市の扶餘郡や友好都市の奈良市、世界遺産の岩手県平泉町、万葉ゆかりの鳥取など関係各地への出張も増えて参りました。
今後も持ち前のフットワークで現地に出向き、友好自治体との更なる関係構築やトップセールスに努め、市政運営の参考にもして参ります。
年末年始は、コロナ禍前にも及ぶ観光客参拝客が見込まれており、住まう人も訪れる人も共に慶び合えるコロナ対策や渋滞対策に努めます。
引き続き質、量、スピード兼ね備えた様々なコロナ対策に全力を挙げて参りますので、変わらぬご理解ご協力よろしくお願い致します。
さて、令和4年を改めて振り返りますと様々な事がありました。1月には二期目の就任式を行い、3月議会にて施政方針演説を述べました。
その際、かつて市制混乱の原因となり次代を担う子どもたちのためにも悲願である中学校完全給食の実現に向け全力を挙げると宣言しました。
その後準備を重ね、11月には令和6年1月からの全員喫食の給食開始を謳う念願の(株)日米クックとの調理配送等委託契約締結に至りました。
これに伴い本市内に委託会社の新たな給食調理場が建設される予定で、出来立てで安全調理安全運搬が可能となり、経済税収効果も見込めます。
また、豪雨や台風への対応にも度々迫られました。結果的に大きな人的物的被害はありませんでしたが、備えの重要性を再認識しました。
その思いの中、大地震を想定した本市初の市民一斉避難訓練を11月に行いました。今後も市民の安心安全を最大限確保すべく準備を重ねます。
2月に起きた予期せぬロシアによるウクライナ侵攻は大きな衝撃であり、本市内大学にも多くの避難民学生が留学して来る事となりました。
そこで、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを全国に先駆けて行い、多くの寄付と共に激励のメッセージをお受け出来ました。
これを原資に留学生支援を行うと共に、市内の子どもや学生を始めとする市民の皆様との交流を積極的に企画し、関係構築に努めています。
こうした工夫を重ね昨年度9億円を超えたふるさと納税は本年度も順調に推移しており、目標の10億円達成に向け引き続き全力を挙げます。
昨年度開始した令和発祥の都太宰府梅プロジェクトとも連携し、史跡地の梅を活用した新たなグルメやスイーツを次々ノミネートしています。
史跡地の規制緩和は梅プロジェクトに留まらず、フードトラックの実証実験や梅花の宴の再現映像の撮影など新たな挑戦を重ねています。
今後も、住まう人も訪れる人も共に慶び合える世界に冠たる令和の都だざいふを目指し、16%を占める史跡地の経済税収効果を高めます。
そうした成果として市税収も着実に増加し、基金は過去最高額を積み立て、市債も年々減らして来ました。経常収支や財政力指数も改善傾向です。
その結果として、直近のまちづくり市民意識調査では初めての調査項目となる市政への信頼度において「肯定派」が71.9%を記録しました。
「住みやすさ」や「効果的な行政運営」「市職員の対応への満足度」も年々軒並み上昇しており、評価頂いたことは大きな励みとなりました。
今後も慢心することなく、引き続き市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、ご期待に更に応えられるよう職員と共に地道な努力を重ねて参ります。
私事でありますが、政治家を志し愛する郷土に戻って活動を始めてから昨年末で丸20年となりました。そして今年は卯年の歳男でもあります。
新たな気持ちで、世の為人の為市の為市民の為に持てる力を出し尽くして参りますので、本年一年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
PROFILE(市長プロフィール)
楠田 大蔵(くすだ だいぞう)
<太宰府市通古賀在住>
昭和50年4月20日生まれ
久留米大学附設中学校・高等学校
東京大学法学部卒業
平成12年4月より
現・株式会社三井住友銀行、国家公務員1種試験合格、元内閣総理大臣羽田孜秘書
平成15年11月より
衆議院議員3期(28歳初当選)、防衛大臣政務官など歴任
一般社団法人つくし青年会議所理事、複数の民間会社顧問
平成30年1月
太宰府市長就任(1期目)
令和4年1月
太宰府市長就任(2期目)
座右の銘
艱難汝を玉にす
<読み>かんなんなんじをたまにす
<意味>人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するということ。
