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市長提案理由説明冒頭あいさつ(令和3年第3回(9月)定例会・令和3年8月25日)

ページID:0011504 更新日:2021年8月31日更新 印刷ページ表示

皆様、おはようございます。
本日ここに、令和3年第3回太宰府市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、大変ご多用の中にご参集いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
予期せぬ連日の豪雨に職員も連日泊まり込みで対応し、長引くコロナ対策や日常業務と合わせ極めて疲弊しておりますが、本議会も出来る限り丁寧な議会対応に努めて参ります。
現在福岡県では陽性者が1000名を超える日もあり、四度目の緊急事態措置がとられ、本市でも県からの各種要請のほか公共施設の原則閉館などの対応を行っております。
本市の陽性判明者も二桁となることが増えており、その年代別の内訳はほとんどが50代以下で、特に若年世代が多くを占めております。
これはやはり、ワクチン接種の効果が一定程度表れていると考えられ、また感染力の強い変異株の影響が顕著となってきているものとも考えられます。
本市では既に65歳以上の高齢者の希望者のほとんどが打ち終えられ、今週から20代の予約も開始するなど、県内でも5指に入る接種スピードと自負しております。
今後も引き続きスムーズな予約、スムーズな移動、スムーズな接種のコンセプトのもと、若年世代への接種につきましてもスピードアップを図って参ります。
一方で、観光客は本年1月の8割減をはじめ、おおむねコロナ前の半数程度で推移しており、更なる観光経済対策も急務であります。
こうした中、昨年度決算が市長車売却等大胆な歳出カット、コロナ禍の中でも市税が前年比約5200万円増、ふるさと納税が約1.5億円増などから、約13億円の黒字となりました。
こうした状況を受けまして、本議会の補正予算案につきましては、コロナ緊急支援、市民への還元、将来への備えを念頭に、積極的に編成を行ったところであります。
コロナ緊急支援につきましては、検査体制の充実や自宅療養者サポート、観光経済対策、高齢者向けスマートフォン講座の支援などを盛り込みました。
市民への還元としましては、先日の送迎バス園児死亡事件を受けての緊急安全対策、子どもたちや学生のコロナ禍のストレス解消としての公園や交流拠点の整備などです。
また、市長選市議選が同日選になったことによる約3000万円の歳出減を活用し、コロナ禍の中生まれ来る新生児に少しでも希望をとの思いで5万円の給付を行う提案を致しております。
将来への備えといたしましては、公共施設整備基金に5億円を積むことで、小中学校の改修需要に加え中学校給食の完全給食化にも備えて参ります。
今後も、国県と緊密に連携し、過去最大の本年度予算、累次のコロナ対策予算を活用しながら、可能な限りの観光、経済、市民生活などの対策を積極的に講じて参ります。
さて、冒頭申しましたように先日8月11日から一週間余りにわたり、本市も予期せぬ大雨に見舞われました。8月中旬というこれまでにない時期の長雨でした。
災害対策本部を立ち上げて昼夜を問わず情報を収集、分析して議論を重ね、市民の皆様の安全を第一に考え、避難情報の改定後初めてのレベル4避難指示も発出致しました。
また、6月定例会において成立した補正予算での災害用ワンタッチテント追加配備等により、コロナ対応を徹底した避難やペット同伴専用避難も実現いたしました。
近年の気象状況は、まさにこれまでの想定を超えるとともに、予測が極めて難しいものであります。今後も引き続き緊張感を持って対策に努めて参ります。
このように、気候が非常事態であることを強く認識したうえで、6月25日には「太宰府市気候非常事態ゼロカーボンシティ宣言」を発出致しました。
公共交通機関の利用促進や省エネ製品への買換え、シェアサービスの選択など一人ひとりができる取組を意識することでSDGs等と共に大切な地球を守ることにつなげて参ります。
次に、コロナ禍においても税収や経済効果の飛躍的向上を図るため、本年度の目玉事業の一つであります令和発祥の都太宰府「梅」プロジェクトも着々と進めております。
既存商品のブラッシュアップはもちろん、新たな製品開発、統一ロゴマークの作成、開発事業者の公募、植栽クラウドファンディングなどを実践して参ります。
次に、6月13日には、とびうめアリーナ横1階、地域包括支援サブセンターに西エリア証明書発行センター、通称「にしのまどぐち」をオープン致しました。
設置にあたっては、既存スペースをそのまま活用し、第2・第4日曜午前中の運営とすることで、工事や職員増を伴うことなく開設することが出来ました。
今後の税金等のスマホ納付やコンビニでの証明書交付などと併せ市民サービスを更に向上させると共に、にしのまどぐちエリアの更なる利便性向上も目指します。
次に、7月に入り総務省からキャリア官僚である村田氏が出向し経営企画担当理事に就任し、就職氷河期世代採用枠4人の職員も新たな仲間として加わりました。
それぞれ民間企業社員や公務員として経験を積んできた30代40代の働き盛りの即戦力であり、市の為市民の為に働く組織として更なる前進を図ります。
結びに、地元筑陽学園高校の軟式野球部が本日から全国大会に出場しており、また昨日開幕したパラリンピック女子マラソンに市内在住の道下美里さんが出場します。
コロナ禍や豪雨など厳しい状況は続きますが、こうした市民の皆様の頑張りにも勇気をいただきながら、世の為人の為に今後も私の持てる力を出し尽くして参ります。

 

令和3年8月25日

太宰府市長 楠田 大蔵

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