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九州歴史資料館で齋藤秋圃の展覧会を開催します
令和7年度 九州歴史資料館企画展
企画展「齋藤秋圃 人となりと人物描写の魅力」
太宰府市では、江戸時代~明治時代頃に太宰府で活躍した絵師の調査研究を行っています(詳しくはリンク先参照)。
そのうちの一人である齋藤秋圃(さいとう・しゅうほ)の展覧会が、九州歴史資料館<外部リンク>(県立。福岡県小郡市)で開催されます。
この展覧会にあたり、太宰府市教育委員会が所蔵する齋藤秋圃の作品を出展し、絵師調査を担当してきた太宰府市の職員が講演します。
| 展示概要 | 齋藤秋圃(1772~1859)は、上方に生まれ、長じて画技にたけた幇間として大阪新町で活躍した後、文化2年(1805)には秋月藩のお抱え絵師になるという異例の転身を遂げ、そして文政11年(1828)に隠居してからは太宰府に住んで、町絵師として人気を集めた人物です。巷間には真贋とりまぜて秋圃の銘をもつ作品が多く伝わっていますが、それらは秋圃の人気の程を映し出すものに他なりません。今回の展示では、秋圃とその真作の実像に近づくべく、彼の秀でた画力が映し出された人物図、とくに普段目にすることの少ない屏風を中心に、名品を厳選してご紹介します。会場で実物と向き合うことで、秋圃とその作品の個性や魅力を体感していただきたいと思っています。 |
|---|---|
| 会期 | 令和8年1月16日(金曜日)~3月15日(日曜日) |
| 時間 | 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
| 休館日 | 毎週月曜日。ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日に休館。 |
| 場所 | 九州歴史資料館(福岡県小郡市三沢5208-3) |
| 観覧料 | 一般210円、高大生150円
|
| 主催 問い合わせ先 |
九州歴史資料館
|
| チラシ | 齋藤秋圃展のチラシ [PDFファイル/3.81MB] |
| 備考 | この展覧会は、福岡県が九州歴史資料館で開催するものです。 太宰府市に問い合わせしても答えられません。ご注意ください。 |
関連イベント
記念講演会(要事前申込・無料)
| 日程 | 令和8年2月7日(土曜日) |
|---|---|
| 時間 | 午後1時30分~午後3時30分 |
| 演題 | 齋藤家伝来文書に見る秋圃と周辺の人々 |
| 講師 | 木村純也(太宰府市教育委員会) |
| 会場 | 九州歴史資料館 研修室 |
| 定員 | 160名 |
| 申込方法 |
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| 注意事項 | 申し込み先は太宰府市ではありません。ご注意ください。 |
九歴講座(要事前申込・無料)
| 日程 | 令和8年2月14日(土曜日) |
|---|---|
| 時間 | 午後1時30分~午後3時30分 |
| 演題 | 齋藤秋圃―人となりと人物描写の魅力― |
| 講師 | 井形進(九州歴史資料館) |
| 会場 | 九州歴史資料館 研修室 |
| 定員 | 160名 |
| 申込方法 |
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| 注意事項 | 申し込み先は太宰府市ではありません。ご注意ください。 |
太宰府市教育委員会から出展予定の作品(一部)
蘭亭曲水図屏風(個人蔵)


秋圃80歳の作で、4世紀中国の政治家・書家の王羲之(おうぎし)が蘭亭で宴会を開いた故事を描いています。この宴会で書いた「蘭亭序(らんていじょ)」は書の傑作として古くから手本とされ、絵画や工芸品の題材として愛好されてきました。8世紀の大宰府で大伴旅人が開いた「梅花の宴」もこの王羲之の宴にならったものです。
千歳図(太宰府市指定文化財 齋藤家資料)

天下泰平を祈る能の演目「翁(おきな)」の「千歳の舞(せんざいのまい)」を描いた画稿(下書き)です。特徴的な衣装の演者が片足立ちで腰をかがめた一瞬を捉えています。
舟行図(太宰府市指定文化財 齋藤家資料)

船頭がこぐ舟に2人の男性が乗る様子を描いた画稿です。持っているのは鯛や二股大根、松・梅・福寿草の鉢植えといった縁起物で、舟には松飾りもあることから、正月を寿ぐ画題だとわかります。
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