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市内の指定文化財 名勝
県指定
光明寺庭園
読み/こうみょうじていえん
所在/宰府2丁目
指定年月日/平成26年3月14日指定
この庭園は昭和32(1957)年、昭和を代表する作庭家である重森三玲(しげもりみれい)によって作られたものです。
庭園は本堂をはさんで表庭と本庭に分かれ、白砂の州浜模様、立石を中心とした石組、多数のカエデといった諸要素がバランスよく配置され、秋の紅葉はもちろん新緑に映える石組は見事です。本庭には茶室「一滴庵(いってきあん)」も保存され、彼の設計による庭園と建築が一体となった名勝地です。
九州における重森三玲の作庭事例は非常に少なく、また、彼の作例でこれほど多くの落葉樹のもとに石組を配した庭園は他になく貴重なものと言えます。