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九州国立博物館 特別展「加耶」3月19日まで開催中

ページID:0026800 更新日:2023年1月26日更新 印刷ページ表示

古代日本に技術革新をもたらした小国群「加耶」との交流の軌跡

 小国群でありながら、鉄の技術力・生産性の高さによって交易で栄え、古墳時代の日本の生活にも大きな影響を与えた加耶。その興亡や、加耶などから日本へ渡った「渡来人」の功績を、韓国の宝物3件、日本の重要文化財11件を含む全273件でたどる特別展「加耶」が、3月19日(日曜日)まで九州国立博物館で開催されています。

刀 はにわ2
(写真左)韓国宝物「龍鳳文環頭大刀」(中央・下)=韓国 国立晋州博物館所蔵 (写真右)千葉県指定文化財「渡来人形埴輪」=市原市教育委員会所蔵

 加耶は、3世紀から6世紀にかけて、朝鮮半島中南部に興った「金官加耶」「阿羅加耶」「小加耶」「大加耶」などの小国の総称です。高句麗、百済、新羅などに囲まれ、小国でありながら国として成り立ったのは、鉄の生産技術の高さによるもの。生産力により海を越えた交易が盛んだったことはもちろん、「短甲」や馬用のかぶと「馬冑」といった鉄製の武具を造ることで他国の侵攻を防いでいました。

短冑 馬冑
(写真左)「短甲」=韓国 国立中央博物館所蔵 (写真右)「馬冑」=韓国 国立晋州博物館所蔵 

 また特別展では、海を渡って日本へ移住した渡来人によって、さまざまな文化が発展したことも資料によって読み解けます。「移動式かまど」や「甑(こしき)」は、米を蒸しておいしいご飯に仕上げる調理具の一つ。渡来人によって、かまどを備えた住居が日本各地に広がりました。

 渡来馬や渡来牛により、日本でも牧場経営が始まり農作業の風景にも変化が生まれました。牛馬を飼育して地域に貢献した内容が示された「埴輪」は、当時の文化がうかがえる貴重な資料。「仔馬形埴輪」からは、馬を育てる「牧」の様子を知ることができます。
仔馬形埴輪 牛形埴輪
​(写真左)四條畷市指定文化財「仔馬形埴輪」=四條畷市教育委員会所蔵 (写真右)「牛形埴輪」=高槻市所蔵

 

詳細は、九州国立博物館まで(ハローダイヤル050-5542-8600 9時~20時/年中無休)。

【会期】 2023年1月24日(火曜日)~3月19日(日曜日)
【会場】 九州国立博物館(太宰府市石坂4-7-2)
【開館時間】 日曜日・火~木曜日 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
                     金曜日・土曜日[夜間開館]9時30分~20時00分(入館は19時30分まで)
【休館日】 月曜
【料金】 一般1700円、高大生1000円、小中生600円

 

 

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