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太宰府にはどんな特産品がありますか?
太宰府の特産品のご紹介
木うそ
ウソは「鷽」と書き、スズメ目アトリ科の実在の鳥です。その鳥の特徴をホウの木を使ってノミで削り、シンプルに色付けしたのが「木うそ」で、民芸品としても人気があります。昔、天満宮造営の折、蜂の大群が押し寄せたが、群れとなった鷽が飛来してこれを退治して以来、神の鳥としてあがめられたといわれます。正月七日夜には「うそ替え」神事が行われ、暗闇の中で互いが手にした木うそを交換しながら、幸運を呼ぶといわれる「金うそ」を求め合います。
梅ヶ枝餅
門前町のあちこちに看板が立ち、てごろなお土産として喜ばれているのが、「梅ヶ枝餅」です。生地はモチ米とうるち米から作り、中にあんを入れて焼き上げたもので、その素朴な味が「さいふまいり」にぴったりです。「榎社の菅公に、浄明尼という老女が梅の枝とともに差し上げた」などが起源とされます。餅を焼く香りが参道にたちこめるのは太宰府ならではの風景です。
太宰府 献上願塩(けんじょうがんえん)
約千三百年前、太宰府政庁へ貢進物として送られていたとうかがわれる「塩」。鴻臚館跡より出土した木簡の記述を現代に蘇らせ、天草郡・苓北町から太宰府天満宮に献上されています。この塩は天満宮のすべての神事に使用されています。また、「太宰府献上願塩(白塩)」を使用し、梅肉を加えた「紅梅塩(紅塩)」は白塩と一緒にし「紅白盛塩」としても人気があります。
太宰府梅酒 東風の梅(こちのうめ)
太宰府は飛梅伝説など梅に縁の深い地域です。その太宰府産の梅の実を使用した粕取り焼酎仕込みの梅酒です。