○太宰府・多賀城友好都市盟約宣言
平成17年11月21日
古代日本の東西両極に設置され、ともに「遠の朝廷」と称された大宰府と多賀城。
今、およそ千三百年の時を越えて新たな絆を結ぶこととした。
大陸との外交や防衛そして九州全体を治めた大宰府
陸奥・出羽国の行政と東北全域を支配・統治した多賀城
我が苑に 梅の花散る
ひさかたの 天より雪の 流れ来るかも (万葉集巻5―822)
天皇の 御代栄えむと
東なる 陸奥山に 金花咲く (万葉集巻18―4097)
万葉歌人大伴家持は、父旅人とともに大宰府を訪れ、晩年には鎮守府将軍として多賀城に赴いたと言われている。
太宰府市と多賀城市はともに相い似た歴史的背景をもち、現在でも多くの共通性を有する。
この度、両市は共有する歴史を礎として、両市の市民が互いの歴史を学び、地域への愛着と誇りをもって交流を深め、文化財を活かし魅力ある個性豊かなまちづくりを推進することを念願し、友好都市盟約を締結することをここに宣言する。
この盟約宣言は、2部作成し、両市は各1部を保有する。
太宰府市長 多賀城市長