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客館跡の国史跡指定について
特別史跡大宰府跡追加指定(推定客館跡)
平成26年10月6日の官報告示により、太宰府市朱雀三丁目にある西鉄二日市操車場跡地および隣接する道路が、特別史跡大宰府跡に追加指定されました。
ここは、大宰府政庁跡(都府楼跡)から南へ1キロメートル、古代都市遺跡として知られる大宰府条坊跡のほぼ中央に位置します。政庁からのびる中央南北道路(朱雀大路)の東隣接地となるこの一帯は、8世紀中頃から9世紀中頃にかけて、大宰府に来た外国使節を安置する客館だったと推定されています。
これまでの特別史跡大宰府跡の指定地は、大宰府政庁跡・蔵司地区・月山地区など都府楼跡周辺のみでしたが、ここも古代大宰府にとって極めて重要な遺跡ということで、追加指定されることとなりました。
指定の範囲は、朱雀三丁目305番1の一部、305番2、305番3の一部、305番4、305番5、305番6、305番7の一部、305番8の一部、1044番の一部が該当し、面積は16,185.99平方メートル、民有地、公衆用道路が対象地に含まれています。
市では、今後史跡の保護・整備を進めてまいります。みなさまのご理解・ご協力をお願いいたします。
大型掘立柱建物跡
出土した高級食器
追加指定範囲図(赤枠内が追加指定範囲)