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国際交流員を紹介します

ページID:0001836 更新日:2021年8月31日更新 印刷ページ表示

太宰府市国際交流員の画像です

名前:金 辛泫(キム シンヒョン)
赴任日:令和3年4月1日
出身:ソウル市
趣味:音楽鑑賞

 はじめまして。太宰府市国際交流員の金 辛泫(キム シンヒョン)と申します。

 「国際交流」、という言葉を聞いて、皆さんはどう感じますか?遠くて難しく感じられるかもしれません。

 私が日本に来て生活した期間が今年で5年目になりました。初めて日本に来た当時には、色々迷った記憶があります。韓国と日本は似ているアジア文化圏といえますが、実際に日本で生活してみると、韓国の文化と似ているように見えても細かい部分では違ったりする場合がありました。生活をするにあたってその違ったりした部分は大きく近づきました。この時期はとても大事だったと思います。そういう文化の違いを感じ、理解し、克服する過程であるからです。

 今の時代には、他の国の文化を経験できる方法が色々あります。留学、ワーキングホリデー、海外旅行に行ったり、外国に直接行かなくても普段の日常生活のなかで、外国料理のレシピを調べて作ってみたり、道で外国人観光客とすれ違ったり、海外ドラマを見たり、海外アーティストの音楽を聴いたりするなどして他の国の文化に接することができます。特に国際観光都市であり、多くの留学生が通う太宰府市では、その機会も多いかもしれません。

 普段の生活で他の文化を体験するなかで、他の国の文化を知ることが、最終的にその違う文化を受け入れ理解する「国際交流」の第一歩だと思います。

 今は新型コロナウイルスのため、できないことも多いですが、コロナが終わった後にはきっと以前よりも活発にこのような国際交流が行われるはずです。

 その中で韓国は、福岡からソウルなら飛行機で1時間15分、釜山には1時間で着くほど近い国です。近年では福岡空港と博多港を通じて入国した外国人の半分が韓国人であるほどで、福岡で韓国人と出会う機会はとても多かったと思います。

 それ以外にもスーパーではキムチや韓国のりなど韓国の食べ物が売られており、K-POPやドラマなどがインターネットやテレビで放映されるなど、色んな所で韓国に接することが出来るようになりました。

 これから、「あまり知られていない韓国のこと」や「日本の人が思う韓国のイメージと実は違うこと」、「もっと詳しい韓国のこと」、「今韓国で流行っていること」などの情報を国際交流員としてお伝えしていきます。毎月の広報だざいふ「国際交流・韓国」で韓国の情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

業務内容と様子

令和2年度以前の前国際交流員の活動の様子です。

  • 姉妹都市扶餘(プヨ)郡のPR及び交流に必要な通・翻訳
    市内小・中学校で韓国の言語と文化について授業
  • 小・中学校の姉妹校交流に必要な通・翻訳
  • 市民・団体からの依頼:通・翻訳、行政出前講座 等
  • 市の案内サインやパンフレット等の翻訳
  • 広報だざいふ「国際交流・韓国」作成
  • 国際交流団体への支援活動

扶餘郡来宰の際、文化財関連の通訳をしている画像です
​扶餘郡へ文化財関連通訳

学校での授業の様子です
学校での授業の様子

歌を通して韓国語を教えている様子の画像です
歌を通して韓国語を教えている様子

市内老人クラブにて行政出前講座の様子
市内老人クラブにて行政出前講座

太宰府市国際交流協会主催韓国語料理教室の画像です
太宰府市国際交流協会主催韓国語料理教室

広報だざいふ掲載コラム「国際交流・韓国」より抜粋

広報だざいふに掲載している国際交流員コラム記事の画像です
俳句や生け花と同じページに掲載されています

 国際交流員が書いたコラムを令和元年の3か月分のみ、一部抜粋して掲載します。(令和2年度まで勤務していた前国際交流員のものです。)
 韓国の文化や言語、日本との違いについて、毎月広報だざいふに掲載していますので、ぜひ読んでみてください。
 これ以前のバックナンバーは広報だざいふのページをご覧ください。

引用

その他のテーマ(令和元年度7~3月分)

 韓国の披露宴、なんでもパリパリ(日常生活編)、「韓国の遊び」体験を開催しました!、なんでもパリパリ(仕事・サービス編)、韓国で最近話題の読書法とは?、韓国で人気のある二日酔いの食べものとは?、絶景!韓国の日の出スポット、この時期に気を付けなければならない「ミセモンジ」、「ご飯は食べましたか?」…など

韓国のマイナンバー(平成31年4月1日号)

 私たちが生活する中で必ず必要となる身分証明書。日本ではマイナンバー制度が始まったことで複雑な手続きの際に時間が短縮されるようになりました。
 韓国でも日本のマイナンバーのような制度があります。それは「住民登録番号制度」と言います。この制度は、1968年から始まりました。当時の韓国は北朝鮮と対立しており、北朝鮮からのスパイを見分けるため、この制度が始まりました。
 住民番号は全国民に付番される13桁の数字で、1人1番号となっています。また、一度決められた番号は一生変わることはありません。一般的に出生申告をすると番号が与えられますが、外国人の場合は、在留資格(ビザ)を持っていて90日以上韓国に滞在する人にのみ、住民番号が与えられます。
 それから、住民番号が記載された「住民登録証」という身分証もあります。これは、日本の個人番号カードのように、顔写真が載っている公的な身分証になります。しかし、満17歳になる月の翌月から1年以内に申請しなければ罰金が発生することや、両手の指紋が記載されるところは個人番号カードと異なっています。
 こうして作られた住民登録証は、行政・金融機関での手続き(インターネット手続きも含む)、選挙、社会保険の適用、納税など、生活のあらゆる場面で本人確認の資料として活用されています。
 このように、韓国ではオンライン・オフラインを問わず、国が住民番号一つで個人を管理できる仕組みになっています。利便性が高い反面、住民登録証の盗用・悪用が増えてしまいました。そのため最近では、住民番号の前の6桁(生年月日)と携帯電話へ送られてきたパスワードを合わせるなど、複数の方法で本人確認が行われています。

韓国には日本のような結婚式披露宴はない?(令和元年5月1日号)

 皆さん、こんにちは!5月は天気がよく、韓国では「5月の花嫁さん」という表現もあるほど結婚式を挙げるカップルが多いと言われています。
 韓国ではホテルや結婚式場、教会、屋外などの場所で結婚式を挙げます。しかし、日本の挙式とはだいぶ違います。挙式の際に友人が新郎新婦へお祝いの歌を贈ったり、新婦を背中に乗せたまま新郎に腕立て伏せをさせるというちょっとした体力テストをしたり、新郎新婦がご両親に書いた手紙を読み上げたり、指輪交換や記念撮影もします。つまり、日本の披露宴でする余興が挙式の際に一緒に行われるのです。
 そのため、韓国では披露宴ではなく、ほとんどが「挙式」に参加します。新郎新婦の親族はもちろん、友人や職場の人、恩師などさまざまな人に招待状を送ります。そうすると、基本的に100人から、多い場合は250人以上集まる場合もあるそうです。
 しかし最近は、たった1日だけの結婚式にお金をかけるより、新郎新婦が2人の時間に使うために、式費用を節約する「スモールウエディング」を挙げる人も増えてきており、100人未満の人数で結婚式を挙げるカップルも少なくないと言います。
 また、結婚式自体を新郎新婦の手で準備する「セルフウエディング」も流行っています。結婚式会場を探すことから、お手頃な値段の衣装や小道具をインターネットで揃えたり、事前撮影の場所を決めて知り合いに撮ってもらったりするなど、ウエディングプランナーがすることを自らで準備するのです。また、韓国の挙式と日本や欧米のような披露宴を合わせるといったアレンジを加えることで、今までにない斬新な結婚式を行うカップルも増えているようです。
 今回は、結婚式を準備する側の話を皆さんにご紹介しました。
 次回は、招待される側のお話をご紹介します。お楽しみに!
(注意)あくまでも韓国の定番の結婚式について紹介したものです。

韓国の結婚式に行く際、気を付けるところは?(令和元年6月1日号)

 皆さんこんにちは!今回は、韓国の結婚式に参加する場合の話をしたいと思います。
 韓国の結婚式には、割と自由な服装で参加できます。韓国人は「式を見に行くだけ」という感覚で参加するので、性別に関係なくオフィスカジュアル(カジュアルとスーツの間)のような服装を選びます。とは言え、男性の場合、スーツを着ることもありますが、ジーンズにシャツを組み合わせても全く問題ありません。ただ、気を付けることは、「新郎新婦よりおしゃれしないこと」です。その日の主人公より目立ってしまうと二人に失礼だと思っているからなのです。また、新郎新婦の親族の女性の場合、韓服(韓国の伝統衣装)を着ることもあります。
 支度が終わったら会場に行き、ご祝儀を出して受付をします。ご祝儀は、新郎新婦とそこまで親しくない場合、3万ウォン(約3千円)を包むこともありますが、一般的には「5万ウォン(約5千円)」が無難です。家族や仲の良い友だちであれば、10万ウォン(約1万円)以上を贈ります。韓国では結婚式の際、日本ほど食事費用がかからないので、ご祝儀の金額も低いのです。受付をしてからは、各自新郎新婦の控室に行き、おめでとうの言葉を伝えて、式が始まる前まで一緒に記念写真を撮ります。
 式が終わると、新郎新婦と集合写真を撮る時間が設けられます。最初は両家の身内だけで撮り、次第に新郎新婦の友だち、職場の人のようにグループを分けて撮影を行います。撮影が終わると、最後に花嫁からブーケトスが行われます。
 韓国の結婚式は日本と似ているようで違うところがたくさんありますね。
 次回は、韓国の披露宴についてご紹介したいと思います。お楽しみに!

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