太宰府まほろば絵巻苅萱(かるかや)の関

昔、太宰府の入口には関所がありました。
その一つに 苅萱(かるかや) の 関(せき) があります。
現在の関谷の交差点付近です。
その関所に、 加藤左衛門尉繁昌(かとうさえもんのじょうしげまさ) という、武人がいました。
繁昌(しげまさ) は、弓の達人で立派な人物でしたが、40歳をすぎたというのに子宝に恵まれませんでした。
どうしても子どものほしい 繁昌(しげまさ) は 香椎宮(かしいぐう) へ願をかけに行きました。
その満願の日の事でした。
繁昌(しげまさ) の枕元に神があらわれ、「 石堂川(いしどうがわ) のほとりに、玉のような石がある。これをもちかえり妻に与えるのです。そうすれば男の子が生まれるであろう。」と告げて消えました。
急いで 繁昌(しげまさ) がお告げの場所に行ってみると、何とお地蔵様の左手に光り輝く丸い石がありました。
繁昌(しげまさ) は大事に大事にその石を太宰府の家に持ち帰り、 妻に渡しました。
翌年の正月二十四日に男の子が生まれました。この時、家の中には、何とも知れぬよい香りがしたといいます。
男の子は石を授かった地名にちなんで 石堂丸(いしどうまる) と名付けられました。この石堂丸はのちに父のあとを継いで 苅萱(かるかや) の 関守(せきしゅ) をつとめました。

 

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