平成30年度「人権講座ひまわり」の報告

人権講座ひまわりは、平成9年度にスタートし、今年で22回目を迎えました。

8月から12月の金曜日の夜講座(19時から21時まで 太宰府市南隣保館、市立学業院中学校)に加えて、11月昼講座(14時から16時まで)を太宰府特別支援学校にて行っております。

あらゆる人権問題の根っこに共通して存在する「差別」に気付き、「差別」をなくす、一人ひとりの行動へとつながることを目的とした「学びの場」となっています。みなさんの参加をお待ちしております!

なお講座では、手話通訳、要約筆記、託児(2歳から就学前児童まで)があります。ご希望の方は事前にご連絡ください。

 

ひまわりのイラスト
人権講座ひまわり一覧表
日時:演題:講師 感想、自分にできること、印象に残っていること等を一部ご紹介します

第1回

日時:8月10日(金曜日)19時から21時
場所:南隣保館にて
参加者数:88名

<演題>
戦争の過ちを繰り返してはいけない   

<講師>
平 宏文(ひら ひろふみ)さん

NPO法人 筑紫原爆被害者の会 理事長

人権講座ひまわり2018-2

・「平和」は人間が人間として成さねばならないもの、「戦争」は人間が成してはならないもの、という言葉がとても印象に残りました。 

・戦争がないこと、平和であることの素晴らしさを子どもたちに伝え、一緒に考え続けていきたいと思います。

・実体験を聞くことできて、その生々しさ、思いをとても感じることができました。直接聞くことは大切だと思います。

・今の平和が尊い犠牲の上になりたっていることを改めて強く感じました。

・この73年間は亡くなった方たちの犠牲と残された人たちの努力の結果の平和であった。「稀有」(めったにないめずらしいこと)ではないです。

・時が流れ、体験された方の話を聞く時代から次へつなぐ時代がきたことを感じます。今しっかり受け止め、自分なりのつなぎ方を真剣に考えたいと思います。

・戦争がいかにむなしく、人を人と思わない無惨なものであるか知らされました。いつも通り生きていた人たちを生きていけない状況まで追い込んでいくのが戦争だと感じます。

・高学年であれば、子どもでも労働力として扱われる点が印象に残りました。勉強したり、遊んだりしたいはずなのに、国のために働き、命を落としたりすることをどのように思っていたのだろうと考えます。

・何事も対話することが大事だと思います。よく相手の話を聞くことを心がけます。

・原爆投下の様子を「光というより真っ白い壁」「空が虹、波のように広がる」と表した言葉が印象に残りました。

・戦争をしていいことは何もない。絶対にしてはいけない、核がこの世からなくなってほしいと心から思います。

・私の祖父母は戦後を生き抜いた一人です。これまで数々の体験談を聞かされてきましたが、今までは怖いし、あまり聞き入れなかった部分もあったのですが、今日の平さんのお話を聞き、私たちが聞いたことを伝えていかなくてはいけないのだと考え直すことができました。

第2回

日時:9月7日(金曜日)19時から21時
場所:南隣保館にて 参加者数:123名


<演題>コリアン文化と在日の想い

<講師>
ぺ ・トンノクさん、ぺ・トンソンさん 在日コリアン2世

ひまわり講座2018-2

ひまわり講座2

ひまわり講座2

 

・本日はぺさんたちからたくさん元気と勇気をいただきました。ありがとうございました。

・ぺさん家族が差別に負けず、たくましく生きてこられたこと。現在のヘイトスピーチに対して、日本人がもっと声をあげてほしいと言われたことが印象に残りました。

・トンソンさんからの「文字を持つことへの想い」、識字学級での出会いなどをお話しは、差別の背景から文字を持つことができなかったということに、改めて差別への怒りを感じました。

・トンソンさんが「文字を持つことをうれしい」とお話しされている姿に、今私が「文字を持つことができている」ことは、過去、教育を保障してくださった方がいらっしゃった方がいたからだということを思い出させてもらいました。感謝を忘れてはいけないと、考えさせられました。ありがとうございました。

・差別のおかしさ、民族差別のおかしさを伝えたい。世の中を変えたい。変えてほしいという熱が伝わる講座でした。

・世界には色々な人がいることをいて、みんな違ってみんないいということを子どもたちに伝えていきたいと思います。

・戦前~戦後の日本の政策の下で、厳しい差別の中に置かれてきた「在日」の方々が差別をなくし、共に平和を求めていこうとする強い思いを感じとりました。

・今でも学校などに襲撃があったりすることがおどろきでした。知りませんでした。ヘイトスピーチに関する法律もできているのに、どうしてこんなに続くのだろうと思います。

・考え・思いは人種・性別は関係ないと思いました。

・ぺ・トンノクさんがおっしゃるように無知・無関心が差別・偏見を生んでしまうのはとても悲しいことだと思います。

・韓国人としてとても悲しく、強く共感しながら聞きました。私の祖父も植民地時代に生きていた人で、今日聞いたような話をたくさん聞いてきました。韓国人も日本人もこれを機に、国際化している太宰府でこれからはヘイトスピーチがなくなるようにしないといけないと強く感じました。

・「みんな同じ人間だから仲良くする」という言葉が印象に残っています。当たり前の事ですが、普段意識していなかったなと反省しました。

・「無知」を思い知らされました。マスコミ、SNSの情報で偏った見方がある自分に気づきました。

・今までにない迫力に感動しました。被差別部落の方だけでなく、在日の方々の識字学級のこと、在日になることを余儀なくされた過去について詳しく学ぶことが出来ました。

・一番頭に残った言葉は「一番近いとなりの国なのに」という言葉でした。

 

第3回

日時:10月12日(金曜日)19時から21時
場所:プラム・カルコア太宰府にて 参加者数:67名


<演題>絵本「いのちの花」からのメッセージ

<講師>
園田 久子(そのだ ひさこ)さん/福岡県人権研究所 副理事長

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・無知はゼロではなく、マイナスという言葉が残りました。学び続ける人間になりたいです。

・力強い園田さんの言葉に力をいただきました。

・お話しの中の「差別されることが普通だった100年」を考えたとき、ぞっとしました。

・「自分が豊かになるための講座」と言われ、自分の子どもに「いのちの花」を見せて、読んであげたいと思いました。

・差別をへらそう、相手の立場に立って考えようと思いました。

・まずは自分の生き方を見直すことからはじめていきたいと思います。やはり日々学習ですね

・「無知は気づくことができない。そして、ごめんなさいが言えない」という話を聞いて、気づく力や常に考える力がとても大切であるということが伝わってきました。

・差別をへらすことは、だれでもできるということを学びました。

・「人権問題、簡単だよ。相手の立場に立てればいいんだよ」という言葉を聞き、学校の人権学習に活かしていこうと思いました。

・差別的であることが普通だった百年。差別されることが普通だった百年という言葉がとても印象に残っています。

・美しく力のある挿絵に心を動かされました。“原爆”の絵にもひきつけられましたが、“いのちの花”の挿絵も素晴らしかったです。

・語りも迫力があり、胸を打たれました。作者の生の語りを聴くという貴重な体験ができてよかったです。

・自分の言動が人を傷つけているときには、自分で気づくことができるようにすることをめざして、生活していくようにしたいと思います。

・「差別心がない人はいない。学ばないと悪さに気づかない」というお話が印象に残りました。

・人間だけが考え方を受け継ぐ生き物…確かに親から受け継いだ考え方の中で捨てるべき考え方は学び続けることで選択していければと願います。

・色んな“言葉”をいただきました。無知はマイナス。今の自分に重く響きました。

・“私も同じ。差別をする心を持つ人間”だという自覚を持って、保育所の子どもたちと一緒に考え、学んでいきたいです。

・言葉ひとつひとつが身に染みた。許せない。なくなるべきでない、たった一つの尊い命が一瞬で亡くなったことを想像すると胸が痛くなった。伝えていきたいと思った。

・今日この場にきたように、学び続けることをやめない生き方をしていこうと思っています。

第4回

日時:11月2日(金曜日)19時から21時
場所:南隣保館にて                                 参加者数:113名


<演題>若者の立場から見える部落差別

<講師>
吉岡 綾(よしおか あや)さん/部落解放同盟福岡市協議会 青年部

・今日お話を聞けてよかったと思いました。自分自身が差別をする人を“それは違う、おかしい”と言える人になりたいです。

・一つ一つの経験が重たく、今も思い出してうなされるときもある中、「伝えよう」という気持ちで話してくださっていることに感謝します。

・部落(差別される人たち)がある(いる)から差別があるのではなく、差別する人たちがいるから差別があるという言葉が印象的でした。

・あやさんの思いがたくさん良かったです。

・私より年下の女性が同じ福岡でこんな差別を受けていたことが本当に驚き、いきどおりを感じました。

・本当のことを知る努力をつづけたいと思いました

・今の声、今の思い、本音をきかせていただいたことが本当にありがたかったです。笑顔で「きついな」と言われたことに涙がでました。

・「差別しにくい世の中」つくれそうだと思いました。

・現代の若い世代の方も差別に苦しみ、差別をなくすために運動を続けていらっしゃる姿、お話を聞き大変勉強になりました。

・差別をすることが何の得になるのかという考え方が、新鮮でした。本当に何の得にもならないと思いました。

・差別を受けてこられた経験を本当にありのままに語っていただき、私自身部落差別に対してどこか他人事だったと気づかされました。

・自分は差別をしていないと思っていたけど、もしかしたら気づかぬうちに心でしてきたときも、あったのかな?と今までの自分についても考えさせられました。

・うわさ、人からきいたことではなく、自分の目で真実を捉えたいと思います。

・「正しく知る。自らの出会いをつくる」という展望がはっきりと見えました。ありがとうございました。

・部落差別があることで、人を差別することで、得をする人は誰ひとりいない。差別される人はもちろん、差別をする人も大きな苦しみを受けるのだということが学べました

・差別をした人の思いや背景まですくい上げないと解決にならないと言われた事に共感しました。

・自分の中にひそむ差別性を見つけ、なくしていきたいです。

 

第5回

日時:11月11日(日曜日)14時から16時
場所:福岡県立太宰府特別支援学校 交流ホール

<演題>人権問題として色覚問題を考える

参加者数:65名

<講師>
尾家 宏昭(おいえ ひろあき)さん

別府市立青山中学校 教諭、しきかく学習カラーメイト 代表

ホームページ:https://color-mate.net/

人権講座ひまわり2018第5講

・初めて知ることがたくさんあり、とても有意義な学びができました。

・職業に関して様々な制限があるかのような認識がなされているということを改めて考えさせられました。

・自分自身も今日初めて知ったことが多く、色覚問題に関して正しい知識をつけていかなければならないと痛感しました。

・私が思っているよりも、少数色覚の人は多いのだと思いました。

・人に見てもらうものを制作する際は、それもふまえて考えて作ろうと思います。

・子どもに正しい認識をもたせることができるよう、自分が勉強し、勉強する仲間をふやしたいと思います。

・異常や正常の二分化をすることで、子どもたちの未来を閉ざしてはいけない と思いました。

・少数色覚をとりまく様々な側面を人権としての側面ととらえていくこと。それが色覚問題のとらえ方として、重要であることが印象に残っています。

・色覚問題について、何となく知っているという程度でしたが、今回参加させていただいて、自分がほとんど分かっていないことに気付かされました。少数色覚者の方のおかげで集団としての見え方の広がりがあることには、とても納得が出来ました。

・自分の知らないことを学んでいくことを続けたいと改めて思いましたし、今日のような場があることをありがたいと強く感じました

・講師の先生のバックボーンとして、「同和」教育があることがよかったです。

・当時者の話を聞かなければわからないということが自分自身の課題だと思いました。

・知らなければ見えにくさに配慮することもできないので、私のあたり前がほかの人と一緒という考え方は変えたいと思いました。

・職場で今日学んだ内容を伝え広めたいと思います。冊子(はじめて色覚にであう本)がとても役にたちそうです。

 

第6回

日時:12月7日(金曜日)19時から21時
場所:南隣保館にて
<演題>魔法の言葉「いいんだよ」

参加者数:166名

<講師>
齊藤 眞人(さいとう まさと)さん/立花高等学校 校長

ひまわり講座ひまわり講座のようす

・子育てにおいて完璧を求めすぎていたのかと気付き、肩の力をぬけそうです。

・「できない(0点・スタート)」という前提に立って、当たり前と思わず、お互い気持ちがよくなる声かけ、行動をしたいと思いました。今からやります。

・子どもとの接し方やかける言葉について考える時間でした。「早くしなさい」をつい言ってしまっていたように思います。

・毎日、頑張らないと…という気持ちだったのですが、自分自身も子ども達も周りの人達もみんな頑張っているなぁと気付けました。自分も周りにもねぎらいの言葉をたくさんかけようと思います。

・相手のことを大切にするために、自分のことも大切にしていこうと思った。お話を聞けてよかったです。

・できないことをなげくより、できることを認めてあげるという言葉が強く残っています。

・涙がおもわず出るようなこともあれば、おなかの底から笑っていつの間にか1時間半がたちました。

・もっともっと聞いていたい!そう思えるすてきな時間でした。物事の価値観を1つの指標(切り口)=自分の価値観/風潮で決めてしまうことの危険を感じました。

・吸い込まれるような話、そして自分に思い当たることが多々あり、自分自身を見つめ直す機会となりました。ありがとうございました。

・子どもができないことばかりに、目がいってたような気がします。きつい方向や苦しくなる方向に子どもを追いやっていたような気がします。

・自分に余裕がなかったとき、心が安定しなかったときの子ども達への態度を考え、反省しました。自分もほめてあげる時間も必要だと感じました。

・悩む日々ですが、今、自分たちが毎日していることが、間違っていなかったと思うことが出来ました。

・それぞれみんな違うということは、分かったつもりだったけれど人のラインをひき、区別していたことに気が付きました。

・がんばらなくていいと(もうすでに頑張っている)いうこと。肩の荷が軽くなった。まずは、よく頑張っているねの声掛けを増やしていきたいです。

・100回の「頑張れ」よりも1回の「よう頑張ってるね」
頑張れでなく、これまで頑張ったことを認めてあげることが大切だと聞き、ドキっとしました。

・今ここに居てくれるだけで幸せ、あなたが大事という思いに立ち返りたいと思います。

 

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